【 2012年7月11日 】 | |
プロジェクタ内蔵スマホが直輸入、3mほどの投影も可 |
プロジェクタを搭載したSamsungのスマートフォン「GALAXY beam」が登場、Jan-gle 秋葉原本店で海外版が販売中だ。
本体カメラで撮影中の映像を投影することもできる。実売価格は62,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●画面をそのまま投影可
GALAXY beamは国内未発売のAndroid 2.3搭載スマートフォンで、ハンディプロジェクタとしても使えるのが特徴。本体上端に映像出力部があり、ディスプレイに表示中の画面をそのまま投影できる。プロジェクタの輝度は15ルーメン、解像度は640×360ドット。
室内で暗い色の壁に投影
暗がりの白い壁に投影
室内で白い壁に投影
約3m離れて投影
予備バッテリーと充電器プロジェクタの操作には専用アプリを使用。通常の画面出力をそのまま投影できるほか、本体カメラで撮影中の映像を投影する「OHP」モードや、投影中に指で画面に線などを書き込める「Quick pad」といった機能も備える。フォーカスの変更はタッチ操作で行なえる。
ちなみにプロジェクタの見え具合はなかなかのもの。
これまで出ていた「スマートフォン一体型プロジェクタ」とは一線を画す投影内容で、フォーカスもよく、また投影する明るさも明るい。具体的には、蛍光灯下の室内で白い壁に投影しても、陰影の強い設定画面などは十分文字が読めている。また、室内の濃灰色の壁であればカラー映像も十分見える。また、距離という点では、最短では15cm程度、最長で3mほどで視認ができた。なお、3mほど先の投影面積はほぼエレベータの扉大だ。
ただし、プロジェクタを搭載するとあって、本体は厚さ12.5mmと最近のスマートフォンとしてはやや厚い。本体サイズは124×64.2×12.5mm、重量は145.3g。ディスプレイサイズは4インチ(800×480ドット)。
搭載CPUのクロックは1GHz(デュアルコア)。メモリ容量については、Webサイトの製品情報では「RAM 6Gb」(バイト換算で750MB)、「iNAND 8GB」とされている。
主な搭載機能は無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 3.0+HS、Micro USB、microSDカードスロット(最大32GB)。
パッケージ記載の対応回線は「GSM 850/900/1800/1900」「HSDPA 850/900/1900/2100」。予備バッテリーや、バッテリーの充電が可能なスタンドなどが付属する。
[動画] GALAXY beamでプロジェクタを利用 / 38秒
※Youtubeで動画を視聴したい方はこちら
□GALAXY beam(Samsung Electronics)
http://www.samsung.com/global/microsite/galaxybeam/index.html□関連記事
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120121/etc_kidigi.htmlSAMSUNG GALAXY beam [撮影協力:Jan-gle 秋葉原本店]